2023/09/16 # Stable Diffusion web UI + 標準VAE \(WSL + Ubuntu利用\) ## ブログの引っ越し 当ブログは[takemi.blog](https://takemi.blog/)に移行しました。 より見やすい[標準VAEの使い方 (WSL+Ubuntu環境)](https://takemi.blog/34896c0701ea453e98d91135232e2d73/)をご利用ください。 ## 作成日時 2023/04/08 ## 概要 現状VAEってほぼ必須な訳ですが、VAEが用意されてないモデルも多いです。 そんな時にどうするって話なんですが、実はStabilityAIの標準VAEがあります。 本来であれば専用VAEの利用が望ましいのですが、無い時用に導入しておくことを推奨します。 + Stable Diffusion web UIのインストール方法は[こちら](/2023/01/30.0109.html) + VAEの手動切り替え設定は[こちら](/2023/03/30.0159.html) ## VAE追加 追加方法は以下です。2種類あるので両方追加しておきます。 ```sh cd ~/stable-diffusion-webui wget https://huggingface.co/stabilityai/sd-vae-ft-ema-original/resolve/main/vae-ft-ema-560000-ema-pruned.safetensors -O ./models/VAE/vae-ft-ema-560000-ema-pruned.safetensors ``` ```sh cd ~/stable-diffusion-webui wget https://huggingface.co/stabilityai/sd-vae-ft-mse-original/resolve/main/vae-ft-mse-840000-ema-pruned.safetensors -O ./models/VAE/vae-ft-mse-840000-ema-pruned.safetensors ``` ## Error対策 VAEを利用すると画像生成時にErrorが発生する場合があります。 その時に`--no-half-vae`を使えみたいなErrorなら以下の対策がオススメです。 Errorは先程のオプションを付けて利用せよって意味です。 それに対する答えは起動時に引数として`--no-half-vae`を追加することなんですが、正直めんどいですよね。 そんな時はDefault値に入れて自動適用されるようにしましょう。 設定ファイルの場所はここ。 ```sh cd ~/stable-diffusion-webui ``` そして設定ファイルはこちらです。 ```sh cat webui-user.sh ``` その途中にこんな感じの行があるので、この部分を変更します。 ``` export COMMANDLINE_ARGS="" ``` 私の場合は他の引数もあるので、こうなります。普通に追記すれば良いです。 ``` export COMMANDLINE_ARGS="--xformers --no-half-vae" ``` 編集はviコマンド使うとかWindows側からファイル直修正で可能。 ## 比較 比較で利用するモデルは`Anything 5.0`です。良いモデルなので追加方法を別記事にするかもです。 \[VAE無し\]  \[vae-ft-ema-560000-ema-pruned\]  \[vae-ft-mse-840000-ema-pruned\]  ## おわりに 標準なのに割りとマッチすることあるので、使わない選択肢より、試してみるくらいの気持ちが良いかと。 Stable Diffusion Ubuntu VAE WSL